23/04/2026
シルクスイート🍠でクラフトビール🍺
熊本県 阿蘇 小国町のクラフトビール醸造所vattenbrewingさんが、うちのシルクスイートを使ってビールを作ってくれました!2026年4月22日発売 この日に向けて打ち合わせをする中で、パッケージに生産者の思いをいっぱい詰め込んでデザインしようということになり、書き綴ったながーい文章ができました。 パッケージデザインの中に英文で書き込まれていますが、興味を持っていただいた方に全文を読んでいただこうと、数年ぶりのブログ更新です(笑) 中山間地の小さな谷あいに、朝霧がゆっくりと溶けていく。 熊本県阿蘇郡小国町・下巣畑。 標高600メートルに位置するこの土地で、私たちは大根と、このビールの原料となったシルクスイートを育てている。 昼夜の寒暖差が大きく、秋には吐く息が白くなるほど冷え込む。 その厳しさこそが、シルクスイートの甘さをつくる。 切り口からにじむ蜜、焼けばスプーンですくえるほどの滑らかさ。 その食感はまるで絹のようで、口に入れた瞬間に広がる甘みは、 自然が時間をかけてつくり上げた芸術だ。 だが、その芸術は決して“恵まれた環境”から生まれるわけではない。 むしろ、自然の厳しさと向き合い続けた先にしか生まれない。 近頃の気候は、昔とはまるで違う。 梅雨が短くなったと思えば、突然の豪雨。 真夏の気温は年々上がり、土が割れるほど乾く日もある。 台風は大型化し、進路も読めない。 自然は気まぐれではなく、もはや“暴れる存在”になりつつある。 農家はその変化を、肌で、骨で、毎日の作業で感じている。 シルクスイートは、種苗会社が高度な技術と長年の努力を重ねて生み出した素晴らしい品種だ。 その味を正しく再現するために、私たちは“種芋”にも妥協しない。 必ずウイルスフリー苗を購入し、その苗から育てた芋だけを翌年の種芋に使う。 シルクスイートという名前を決して汚さないための、最低限にして最大のこだわりだ。 春、種芋を土に伏せると、やがて緑の若い芽が顔を出し、日ごとに伸びていく。 伸びた苗を一本一本はさみで切り取り、畑に植える。 また苗が伸びるのを待ち、伸びたら切って植える。 それを繰り返し、繰り返し、畑全面に植え付けていく。 この単純に見える作業の積み重ねが、その年の品質を決める。 苗づくりの期間は、気が抜けない日々が続く。 ビニールハウスの温度と湿度は、苗の出来を左右する最も重要な要素だ。 日が照ってハウス内が熱くなりすぎれば、すぐにビニールを開けて温度を逃がす。 夕方には、夜間の冷え込みから苗を守るために、忘れずにビニールを閉める。 昼間でも、雲がかかって急に温度が下がりそうなら、すぐに閉めて保温する。 天気の移り変わりを読みながら、開ける、閉める、また開ける。 その判断の一つひとつが、苗の強さと品質を決める。 苗は正直で、管理のわずかな差に敏感に反応する。 だからこそ、毎日、何度もハウスの中と外を往復することになる。 苗の採取は、長さ、太さ、節の間隔を見極めながらの完全な手作業だ。 数万本の苗を、一本一本はさみで切りそろえる。 その苗を畑に植えるのは、活着が良いように雨前を狙って総出で行う。 天気予報とにらめっこしながら、今日か、明日か、今か、と判断を迫られる。 植えた苗が数日後、ピンと立ち上がっているのを確認すると、胸の奥がふっと軽くなる。 「今年も、ここから始まる」と思える瞬間だ。 すべての畑に植え付けが終わるころには、もう夏の気配が漂い始めている。 汗が背中を流れ、土の匂いが濃くなる季節。 ここから先の管理が、さらに厳しく、さらに長い。 苗を植えてから蔓が畝いっぱいに広がるまでの間、畝間の除草は最も重要な仕事になる。 蔓が伸びてしまえば草を抑え込めるが、それまでの畝間に草が生えれば、芋はあっという間に草に負けてしまう。 だから、除草剤を使って畝間の雑草を丁寧に枯らしていく。 重いタンクを背負い、畝間を行ったり来たりしながら、苗にかからないよう慎重に散布する。 一本の苗を傷めれば、その場所の収量は確実に落ちる。 近年は高温多湿で草の伸びが異常に早く、散布の頻度も増えている。 除草剤は悪いものだと批判されることもあるが、広い畑を管理するうえで欠かせない道具だ。 害虫の駆除も重要な仕事だ。 見回りを欠かさず、早めに見つけて対策しなければ、あっという間に増えてしまう。 タイミングを逃せば、一日、二日で芋の葉がレース状にかじられ、軸だけ残るほど食べ尽くされることさえある。 そうなれば芋の生育に大きく影響し、その年の収量は確実に落ちる。...
熊本県 阿蘇 小国町のクラフトビール醸造所vattenbrewingさんが、うちのシルクスイートを使ってビールを作ってくれました!2026年4月22日発売https://www.instagram.com/p/DXYOic9Abj1/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==こ.....