22/05/2026
【ドリル先端形状を理解することは、加工精度を高める第一歩】
CNC加工では、同じ「穴あけ」でも、使用するドリルの先端形状によって、仕上がり・精度・工具寿命に大きな差が出ることがあります。
今回の図では、代表的なドリル先端形状の一例を紹介しています。
※用途や効果は、被削材・穴径・加工深さ・機械剛性・切削条件などによって変わります。
✅ 標準ドリル
一般的な鋼材・非鉄金属・樹脂など、幅広い材料の穴あけに使用されることが多い形状です。
✅ モールステーパシャンクドリル(鋳鉄用)
鋳鉄や黄銅、鋳造金属などの加工に使用されることがあり、切れ刃コーナーの保護や工具寿命の向上が期待できます。
✅ シンニング付きドリル
横刃部を薄くすることで、スラスト力の低減やセンタリング性の向上が期待できます。条件によっては、切りくずの排出性にも良い影響があります。
✅ 修正切れ刃・シンニング付きドリル
高張力鋼やばね鋼など、負荷の大きい加工に対応しやすい形状の一つです。薄板加工では、穴位置の安定につながる場合があります。
✅ 切れ刃修正・シンニング付きドリル
大径穴や中実材の穴あけに有効とされる形状です。穴あけ開始時のセンタリング性向上や、送り抵抗の低減が期待できます。
✅ 平底ドリル
止まり穴の底面を平らにしたい場合や、薄板・パイプ材の加工などで使用されることがあります。
穴あけ加工は、一見シンプルに見えますが、実際には
「材料」「穴径」「深さ」「精度」「工具形状」「切削条件」
を正しく選ぶことが重要です。
三友精機では、日々のCNC加工を通じて、精度だけでなく、工具選定・加工条件・品質管理までこだわったものづくりを行っています。
これから機械加工を学ぶ学生の方、現場で働くオペレーターの方、そして高精度部品を必要とするお客様にとって、少しでも参考になれば幸いです。
小さな穴ひとつにも、技術と経験があります。
三友精機株式会社
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