03/04/2026
そもそも、「せど楽AI」とは何なのか
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せどりツールといった視点で見ていたのでは、「せど楽AI」の本質が見えてきません。
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AIでどんな仕事が奪われるのかといった視点も小さすぎます。
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情報の歴史、脳、AI、言葉の意味といった視点から「せど楽AI」を読み解いていこうと思います。
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この視点を持つと、AIで世界がどう変わるのか、シンギュラリティはどうやって起こるのかってことが見えてきます。
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ちょっと長くなるので、そんな話に興味がないって方は、読み飛ばして構わないですよ。
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それでは、始めましょう!
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そもそも「せど楽AI」とは何なのか。
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さて、時代の流れがどんどん速くなっている気がしますよね。
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30年前は、電話は一家に一台でした。
新聞を読んで、家族で同じテレビを見ていました。
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たった30年で、すっかり変わってしまいましたよね。
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じゃぁ、その前はどうでしょう?
日本人は、1960年頃までかまどでご飯を炊いていました。
それが、いつから始まったかというと、なんと平安、鎌倉時代だそうです。
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横軸を時間、縦軸を技術進歩とすると、1000年ぐらい緩やかに上昇していたのが、この50年で、角度がギュイーンと急激に上がっています。
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シンギュラリティというのは、技術的特異点といって、それをきっかけに社会が急激に進歩するそうです。
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ただでさえ、加速している技術進歩が、さらに急激に加速するなんて想像がつきません。
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そこで、横軸を変えてみます。
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今まで時間としていましたけど、これを情報量とするんです。
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一人が受け取る情報量を横軸として、縦軸を技術の進歩とします。
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そうしたら、この50年の横軸が、それ以前の1000年より長くなります。
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ほぼ同じ角度で緩やかな直線で上昇するグラフになると思うんですよ。
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つまり、情報量あたりの技術進歩は一定と言えそうです。
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そして、シンギュラリティは、そこからグィーンと急上昇するイメージです。
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ということは、情報量あたりの技術進歩が急激に上がるわけです。
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別の言い方をすれば、情報量が変わらなくても、その質が上がると言えそうです。
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これだけじゃ、ちょっとわかりにくいので、情報の歴史から考えてみます。
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人類最初の情報発明は言葉です。
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そこから、文字を発明して、さらに印刷、コンピュータ、インターネットと情報発明は続きます。
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これらの発明によって、人が受け取る情報量が増加してきました。
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特に、爆発的に増えたのが、コンピュータの発明以降です。
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それまで、情報を処理するのは人間の脳でした。
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ところが、コンピュータは、脳の外で情報処理をします。
ここにきて、情報処理が脳とコンピュータの二つに分岐しました。
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ただし、この二つは、決定的な違いがあります。
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脳が解釈するのは、言葉とか画像の意味です。
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コンピュータが処理するのは、意味でなく、データや記号です。
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犬の写真と、「イヌ」という文字はコンピュータにとっては全く別です。
これが意味を理解しないということです。
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一方、脳は、意味が同じものをつなげて学習します。
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たとえば、ある人の脳からトム・クルーズに反応するニューロンが見つかりました。
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そのニューロンは、トム・クルーズの写真を見たとき活性化します。
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正面の顔写真でも横顔でも反応します。
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それだけじゃなくて、「トム・クルーズ」という文字にも反応します。
これが意味を理解する脳の情報処理です。
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さて、せどりの話に戻ります。
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電脳せどりというのは、複数のネットショップから、差額のある商品を探すという一種の情報処理です。
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一見、コンピュータの得意な仕事に見えますけど、実は、そうじゃありません。
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ショップ間の差額を計算するだけならコンピュータにできます。
難しいのは、Aショップの商品と、Bショップの商品が同じかどうか判断することです。
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なぜかというと、コンピュータにできるのは、同じデータかどうかだけです。
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だから、商品のJANコードが一致するとか、本のISBNが一致するとか、商品名が完全に言一致とかって判断ならできます。
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でも、同じ商品でも、iPhoneとアイフォン書き方が変わるだけで別と判断します。
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これが、脳とコンピュータの情報処理の違いです。
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さて、そこに登場したのがLLM(大規模言語モデル)です。
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LLMは、文字列を比較をするだけじゃありません。
意味から考えて同じかどうか判断します。
だから商品名が厳密に同じでなくても、人間と同じように考えて一致判定できます。
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さて、せど楽AIでつかっているAIモデルはOpenAIのGPT-5です。
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GPT-5は、GPT-4から進歩した点があります。
それは、画像も学習していることです。
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同じ意味を指す文字列と画像を結び付けて学習しているんです。
iPhoneの写真とiPhoneの文字、カタカナの「アイフォン」も全部同じものを指すと理解しています。
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ところで、「AIエージェントが古書せどりに挑戦!」の動画は見ましたか?
アマゾンの古書とはISBNコードがない本のことです。
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せど楽AIが、アマゾンの本とヤフオクやメルカリに出品されている本を一致判定して、お宝を探すという動画です。
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コードがない本の一致判定は、コンピュータには難しいんです。
それが、GPT-5を使うと画像から書名や著者がわかるんです。
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はじめ、画像から文字認識をしていると思っていたら、どうもそうじゃないんです。
画像と、それに関連するキーワードを結び付けて学習しているようなんです。
だから、画像に書かれていないくても「第三版」とかまで当てるんです。
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画像と、それに関連する文字列を結び付けて覚えているなんてトム・クルーズ細胞と同じですよね。
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整理します。
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コンピュータの登場で、情報処理がコンピュータでもできるようになりました。
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時代が急激に進歩したのは、脳以外で情報処理ができるようになったからです。
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ただ、コンピュータと人間の脳の処理方法は異なります。
そこが、コンピュータの限界でした。
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それが、LLMを使えば、脳と同じ処理ができるようになりました。
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コンピュータによる情報処理の質が変わったんです。
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情報量が同じでも、急激な技術進歩が起こります。
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これが、シンギュラリティです。
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おそらく、1年もたてば、世界は大きく変わっているでしょう。
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変わるというか、大混乱の真っただ中にいるでしょう。
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まさか、この仕事は大丈夫だろうと思っていた仕事が次々にAIに置き換わります。
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まったく、予測がつきません。
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そんな時、僕が、今日、語ったことを思い出してほしいんです。
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情報処理の質が変わったんだと。
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その視点から見れば、つぎに何が起こるのか、少しは整理ができると思います。
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そして、シンギュラリティの最初の小さなプロダクト。
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それが、せど楽AI
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このことだけ、覚えておいてください。
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