09/02/2022
他者を思いやる善意としての利他。
利他という言葉を聞くと、
他者のために何かをすること
としての善意を思い浮かべるでしょう。
一方、科学技術は人類の幸せのため
という善意に基づいて開発されている。
ところが、「他者のために」と思う
ことが結果的に相手をコントロール
することにつながったり、出会いの
可能性を狭めたりすることもある。
能動的な行為としての利他でなく、
他者の潜在的な可能性を引き出す
ような偶然に開かれた利他も
あるのではないか?
企業は経営改革が重要な
課題ですが、人々が働く目的は、
お金を稼ぐことだけではなく、
仕事を通じて自分の居場所が
与えられたり、成長していく
ことも含まれているはずだ。
例えば、経営の一部をAIに
置き換えて、人を削減すれば
改革は終わりですか?
いや、社員の生産性が上がり、
労働時間に余裕ができたら
新たなスキルを磨いたり、
知識を吸収したりする時間に
ITを取り入れることで
起こる利他でもあるはずだ。
☆
現在の若者は他者との
関係づくりに悩んでいます。
アンケートで他者の行為を
素直に受け止められなかった
経験はありますか?との問いに、
多くの若者が「経験ある」
と答えている。
男性は「自分にそのような価値はない」
と自己肯定感が低い。
女性は「お返しなど、見返りを
求められているのでは?」と
人間関係を交換の原理で
捉えているとの事でした。
若者は思いを伝えることも、
受け取ることも厳しくなって
いるような気がする。
現在は利他が生まれに
くくなっている。
コロナ禍の中でますます
他者との関係性を築く経験が
少なくなっているの
ではないでしょうか。
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【2022年 Vol.096】担当:荒川正歩
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