25/04/2026
【カラーカレンダー:「ピンク」を使用した実績紹介
~古き良きを残しながらも新しいデザインの講堂へ
「学校法人 和洋学園」(千葉県市川市)~】
日本の春を象徴する桜を思わせる、4月の注目カラーは「ピンク」。
今回は、当社色彩チームが塗装に携わった実績の中から、学校法人 和洋学園様の講堂改修(2022年)をご紹介します。お客様の声とともに、グレイッシュなピンクを基調とした色彩提案でのポイントをお届けします。
■学校法人 和洋学園
1897年(明治30年)創設の和洋学園は、125年以上の歴史を持つ学園です。
構内には、約2,000人を収容できる築45年の講堂があり、この度改修することになりました。
■日本ペイントの色彩チーム
当社には、集合住宅や校舎などの塗り替え時にカラーデザインをご提案する「色彩チーム」があります。建物の魅力をより引き出すため、お施主様をサポートしています。
■お客様のご要望
ご担当者様(株式会社和洋サービス一級建築士事務所)からは、
「校舎や隣接建物と調和し、意匠性だけでなく、外壁を守って建物の寿命を延ばせるようにしてほしい」とご要望いただきました。
■カラー提案から決定に至るまで
当社色彩グループでは、市川市の景観条例にある
「だれもがわがまちの姿として誇りに思い、共感できる景観まちづくり」
そして、隣接する中学・高等学校の教育方針である
「凛として生きる女性の育成」
をコンセプトにデザインを検討しました。
外装には、美しい意匠を長く保つことができる多彩模様塗料(水性ペリアートUV 上塗)を用い、3つのカラーデザインをご提案。
グレイッシュな色合いをやさしいコントラストでまとめることで、講堂の古き良さを残しながら、周囲の建物とも調和するデザインを目指しました。
また、講堂裏側は人通りの少ない細い道に面しているため、当初のアクセントの強い案から見直しを実施。圧迫感も考慮し、建物単体だけでなく、周囲との関係性を大切にしたデザインへと調整しました。
■お客様の声
「想像以上に良いデザイン案で驚きました。塗装は建物の印象を大きく変えられるのが面白いところ。第三者の視点で提案してもらうことの大切さを改めて感じました」
とうれしいお言葉もいただきました。
■完成後の反響
塗装完了後は、職員や生徒の皆さまから「学園内の建物に一体感が生まれ、きれいになった」との感想がありました。
ご担当者様からは、「講堂のような古い建造物を、周囲とどう調和させるか。自分たちとは異なる視点から、絶妙な提案をいただけて本当によかったです」とのお声もいただきました
■当社色彩チームより
和洋学園様らしい、美意識を大切にした仕上がりになりました。講堂のやわらかな形状と色彩が調和し、高級感も演出できたと思います。講堂に「凛として生きる女性」という学園の理念が心地よく映し出され、これからも長く愛されることを願っています。
■色彩提案のポイントと魅力とは
改修は、ただ元の姿に戻すだけではなく、周辺環境との関係性や景観条例、時代性まで含めたトータルな視点で色彩設計を行うことが大切です。
また、塗料は「色の選び方」次第で、空間の印象を大きく変えることができます。
住環境や建物のイメージを一新し、新たな価値を生み出す可能性を広げてくれるのも、色彩提案の大きな魅力です。
「カラーカレンダー」企画では、季節の色が建築や日常をどのように彩るのかを、毎月ご紹介していきます。次回、5月の投稿もぜひお楽しみください。